(台北中央社)游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)は19日、台湾を訪問した自民党の長坂康正衆院議員らと台北市の立法院(国会)で面会し、台日協力関係をさらに深化させた上で、手を携えて自由で開かれたインド太平洋を実現させたいと語った。
游氏は長坂氏と昨年10月以降で3回目の面会となったことに触れ、長期的に台湾を支持する長坂氏の行動に対して謝辞を述べた。
また同7月に安倍晋三元首相が亡くなったことについて、台湾人民は心を痛めたとし、台湾で新型コロナウイルスの感染が広がり、中国からの圧力に苦しむ時には、安倍氏の協力により、日本政府が計420万回分のワクチン供与をしたと説明。多くの台湾人が日本は心から信じ合える友人だと思っていると語った。
権威主義体制を敷く中国については、インド太平洋地域の緊張を高め全世界の平和に大きな脅威を与えていると強調。一方で日本政府は国際社会の場で複数回にわたり台湾海峡情勢の安定に関心を払うよう呼びかけているとし、感謝を示した。