(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)副総統が18日、与党・民進党の第17期党主席(党首)に就任した。頼氏は「最大限の努力で地域の平和と安定の現状を維持していく」と誓った。
頼氏は就任式典で、陳其邁(ちんきまい)代理主席から党主席を引き継いだ。
頼氏はあいさつで「4つの堅持」に言及。自身が率いる民進党は(1)自由・民主主義の憲政体制(2)中華民国の主権と中華人民共和国は互いに隷属しない(3)主権の侵犯、併呑を許容しない(4)中華民国台湾の前途は台湾の人々全体の意思に従う―の4つを掲げた。
党改革については、同党の台南市議会議長らの選挙買収疑惑や前新竹市長らの学位論文の不正発覚などを念頭に(1)腐敗の根絶や学術倫理を巡る問題の解決(2)民主主義の原則の積極的運用、人材の補充(3)民進党を支持する幅広い力の取り戻し(4)若い世代のニーズに応える―の4点を挙げた。
また、中国の脅威を前に、新たな使命は台湾を守り、台湾の民主主義や平和、繁栄を促進していくことだと述べた。