(台北中央社)野党・国民党は25日の中央常務委員会(中常会)で、11月の統一地方選挙に向け、蒋万安(しょうばんあん)立法委員(国会議員)を台北市長選の党公認候補に指名した。朱立倫(しゅりつりん)党主席(党首)は、北部の台北、新北、基隆、桃園を一つにつなげることで、市民に幸福な生活をもたらしたいと意気込んだ。
台北市第3選挙区(中山区、松山区北部)を地盤とする蒋氏は2016年から立法委員を2期連続で務めている。朱氏は蒋氏について「国民党にとって最も重要で最も将来性がある今日の星でもあり、期待の星でもある」と高く評価する。
台北、新北、基隆、桃園の4市で、市長が国民党所属であるのは現在は新北のみ。国民党は統一地方選で、残る3市の市長の座の奪取を目指す。
蒋氏は指名獲得後、取材に対し、「全力で臨みたい」と力を込めた。
統一地方選は11月26日に投開票される予定。