蔡総統、自民党青年局の訪問団と面会 TPP加入実現の後押し求める/台湾

2022/05/05 13:21
自民党青年局のメンバーらにあいさつする蔡総統(右)
自民党青年局のメンバーらにあいさつする蔡総統(右)

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は5日、台北市の総統府で、自民党青年局の訪問団と面会した。蔡総統は台湾が昨年9月に環太平洋経済連携協定(TPP)への加入を申請したことに触れ、加入実現への後押しを要請した。

自民党青年局の台湾訪問は約3年ぶり。訪問団の中で新型コロナウイルスの陽性者が出たため、メンバーの一部は蔡総統との面会を取りやめた。訪問団は3日から台湾を訪れている。

蔡総統は「この数年、台湾と日本の各分野での交流はますます緊密になっている」と言及。コロナ禍において日本が台湾にワクチンを、台湾も日本に防疫物資をそれぞれ提供したことに触れ、これらの「善の循環」は「台日間の助け合いの友情の表れだ」と述べた。

台湾のTPP加入申請に関し、台湾が今年、著作権法や商標法などの改正を済ませたことを紹介し、「TPPのハイレベルの条件を満たす決意を示した」と強調。今後も法整備などを進め、加入実現を目指す考えを示した。

また、3月下旬に行った安倍晋三元首相とのリモート会談で安倍氏が「台湾有事は日本有事だ。すなわち日米同盟の有事でもある」との考えに改めて言及したことに触れ、「台湾の安全であれ、日本の安全であれ、単一の国の課題ではない」とし、九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」や地政学の観点から考える必要があると指摘。「だからこそ台日関係はこのように緊密で重要なのだ」と訴えた。

蔡総統は新型コロナの感染が確認された訪問団メンバーに対し、早期回復を祈るとともに、訪問団の安全を願った。

青年局訪問団からは、鈴木憲和衆院議員が局長代理としてあいさつした。

鈴木氏は、ロシアによるウクライナ侵攻で国際情勢が緊張する中、「力による現状変更は断じて認めてはいけない」とのメッセージを日台が一緒になって発していくことが重要だと認識を示し、「台湾海峡の安定化は日本の安定化にもつながる」との認識を持って取り組んでいく考えを示した。

台湾のTPP加入申請については、自民党青年局として「後押しをしっかりやっていきたい」と述べた。

訪問団の台湾到着時に蔡総統から手紙やタピオカミルクティー、パイナップルケーキなどの差し入れがあったことにも触れ、「温かいおもてなしを受けていることに感謝をしている」と謝意を表した。

(編集:名切千絵)

影片來源:presidentialoffice
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