台北市内でシカ科の小型哺乳類キョンが相次いで発見されている。同市動物保護処は、キョンは警戒心が強く、過度な恐怖やストレスでショック状態に陥り、死亡することがあるとして、見つけた場合は速やかに通報するよう呼びかけている。
発見場所は市北部の士林区と同区に隣接する内湖区に集中している。両区は浅い山地が広がり、キョンが好む低木やシダ類が多いことから、生息や出没しやすい環境となっている。
同処によれば、今年の救護通報24件では、士林区と内湖区での発見が目立った。キョンは強い恐怖によって生理機能が停止し、突然死することがあるといい、今年は8匹が驚きなどによるショックで、救護が間に合わず死亡したという。
同処は5月、生後4カ月未満のキョン2匹を保護した事例も紹介。市民の通報を受けた救護隊が適切に保定して保護し、現在は健康な状態を保っており、野生復帰に向けて飼育されているという。