5月31日は端午節。台湾ではちまきを食べる習慣があるが、中部・苗栗県の法務部(法務省)矯正署苗栗看守所(拘置所)で収容者が作るちまきの予約受け付けを始めたところ、注文が殺到。1週間足らずで受け付けを締め切った。すでに6万700個が販売されたとしている。
同看守所の呉聡汝秘書によると、17人が毎日最高4000個のちまきを作っているという。客家風味付けの干しダイコンに国産のシイタケと豚肉を入れ、干しエビで風味を引き立てた。価格は1個25台湾元(約120円)。同看守所では水餃子や焼き餃子なども人気だという。
同看守所は、収容者は大きな達成感を得られると説明。飲食産業関連のこつや知識を拾得できる他、作業報奨金で日用品を購入できるとして、家族にも安心してもらえるという。