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日本時代開業の駅、改修を終え供用再開 出迎えたのは駅長見習いの秋田犬「波吉」

2025/05/23 12:50
阿里山林業鉄道の鹿麻産駅で駅長見習いを務める秋田犬「波吉」=嘉義県政府提供
阿里山林業鉄道の鹿麻産駅で駅長見習いを務める秋田犬「波吉」=嘉義県政府提供

南部・嘉義県の景勝地、阿里山などを走る阿里山林業鉄路の木造駅、鹿麻産駅のリニューアル工事が終了し、17日に供用が開始された。利用客の目を引こうと、この日はモフモフの秋田犬「波吉」が特別に駅長見習いとして乗客らを出迎えた。

同県の報道資料によれば、鹿麻産駅は日本統治時代の1910年に開業したヒノキ造りの木造駅舎。複数の改修工事を経て、一般公開が再開され、地域活性化を図ろと、現在は地域の発展を促進する竹崎郷鹿満社区発展協会によって運営管理されている。

同協会の林乙均理事長は、駅構内に「小鹿尋物」というブランド名を使った地元の農産・特産品の売店がある他、駅長宿舎は地元の代表的建造物などを紹介する展示空間として再利用されていると説明した。

駅長見習いとして登板した波吉については、無給労働だから、その労をねぎらうためにも、ドッグフードの缶詰を持ってきてやるよう来訪者に呼びかけた。林さんによれば、波吉は今後、不定期に駅を訪れ利用客と交流するという。

波吉は地元住民に飼われている秋田犬。日本の観光名所として知られる渋谷駅のハチ公像にあやかろうと、同協会によって駅長見習いとして起用されている。

(姜宜菁/編集:荘麗玲)

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