東部・台東県成功鎮の新港漁港で5日、今季の「台東初マグロ」に認定された重さ約208キロのクロマグロの競りが行われた。マグロは41万1840台湾元(約196万5千円)で落札された他、釣り上げた漁船の船長には県から報奨金20万元(約100万円)が贈られた。
饒慶鈴(じょうけいりん)県長は、同漁港の知名度向上や漁業従事者の収入増加を狙い、報奨金の制度を今年から導入したと説明。制度によって漁師らの意欲向上と共に、台東の豊富な海洋資源や魚食文化に対する人々の関心が高まることに期待していると述べた。
台東初マグロを釣り上げた漁船「捷安6号」の船長、鄭国静さんは報道陣の取材に応じ、最初に釣り上げたマグロは捕獲時に死んでいたため初マグロに認定されなかったが、その後2日に再びマグロを釣り上げたため真っ先に連絡をしたと話した。