中部・雲林県の廟、北港朝天宮で16日から17日にかけ「迎媽祖」と呼ばれる祭りが行われている。1万人以上が訪れ、爆竹が爆発する真上をみこしが通るなど、周辺はにぎやかな雰囲気に包まれた。
媽祖は台湾で広く信仰される航海の女神。旧暦3月23日(今年は今月20日)の媽祖の誕生日を前に、北港朝天宮から全国に分霊された媽祖が“里帰り”を行う。
廟によれば、楽器演奏や武術、伝統的な出し物を披露しながら練り歩く「陣頭」には48団体が参加し、隊列の長さは3キロを超す。主に神に扮した人が山車に乗って進む「芸閣」には、近年では最多となる63台の山車が参加するという。