南部・台南市にある仁徳遊水地の遊歩道沿いではカンラパ・プルックがポツポツ咲いて、間もなく見頃を迎える。平年なら3月中旬から下旬に開花期となるが、気候変動により、遅めの開花となった。
カンラパ・プルックは「4月の桜」や「タイの桜」とも呼ばれ、満開時には淡いピンクや白などの色合いを楽しむことができ、フォトスポットとして人気がある。同市の他に、中部・彰化県、南投県、南部・嘉義県、高雄市、屏東県などでも見られる。
近隣にある大学によれば、遊水地北側の堤防上の道には300~400メートルにわたるカンラバ・ブルック並木が植えられている。毎年3月末になると、満開のカンラパ・プルックを堪能しようと、多くの行楽客が足を運ぶ。
同大は、今年は予想に反して、4月初旬になっても開花状況がイマイチだったと説明。「ここ数日になってようやく大量の花が咲き誇るようになり、授業以外の時間を利用して花との記念撮影に興じる教員や学生も少なくない」とか。