寒さから逃れるために南部・高雄市などで冬を越したルリマダラ属のチョウが、北への移動を始めている。車との衝突で命を落とすチョウの保護策として、交通部(交通省)高速公路局(高公局)は12日、チョウが横断する中部・雲林県内の高速道路で約2キロにわたり、外側車線を封鎖する措置を今年初めて実施した。台湾ルリマダラ生態保育協会によれば、この時期に車線規制が行われるのは直近10年で最も早いという。
同協会の陳瑞祥理事長は、高速道路を横切るチョウの安全のために、高公局は毎年、高さ4メートルの防護柵を設置する他、1分当たりのチョウが250匹に達したら外側車線を封鎖していると説明。この日は午前8時過ぎに1分当たり278匹を観測し、最も多い時間で同690匹に達したと話した。車線規制は午前8時50分に始まり、チョウの数が減った午後1時半に解除された。
チョウの移動はしばらく続く見込みで、高公局は22、23、29、30各日に、観測などを行う一般向けの活動を行う。