12日の植樹の日(植樹節)を前に、南部・屏東市の千禧公園では9日、木を植えるイベントが行われた。環境の美化とともに、炭素固定や二酸化炭素(CO2)の排出量を減らそうとした。5000人以上が集まった。
炭素固定とは大気中などに存在するCO2を木や海、土壌などに吸収・蓄積させることを指す。
同市の周佳琪市長はあいさつで、地球温暖化の問題は無視できず、都市での植樹は一刻の猶予も許されないと指摘。イベントを通じて、人々と共に木を植えたり守ったりして炭素の固体化やCO2の削減、生態系保全の重要性に関心を持ってもらえればと語った。
周氏はこの日、農業部(農業省)林業・自然保育署屏東分署の朱木生・副分署長と共に、カンラパ・プルックを30本を植樹し公園を緑化・美化した。
同市公所(役所)によれば、植樹活動の他、この日は小さな盆栽や木・花の苗木計4900株を用意し、来場者に配布した。