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航海の女神祭る奉天宮、新造のみこし披露 既存のみこしは保存へ=誕生から約200年

2025/01/04 16:34
奉天宮で祭られる「四街祖媽」用の新しいみこし=2024年12月31日、中央社記者蔡智明撮影
奉天宮で祭られる「四街祖媽」用の新しいみこし=2024年12月31日、中央社記者蔡智明撮影

航海の女神、媽祖を祭る南部・嘉義県の宗教施設、新港奉天宮で新造された媽祖のみこしがこのほど完成し先月31日、お披露目された。タイワンヒノキで作られ、完成まで3年余りの歳月がかかった。

奉天宮によれば、新たに制作されたのは「四街祖媽」という敬称を持つ媽祖のみこし。同媽祖が使っているみこしは清朝時代の1828年に建造され、約200年の歴史を持つ貴重な文物であるため、2020年に媽祖の同意を得て、新しいみこしの制作に関する作業が進められてきた。

手掛けたのは中部・彰化県鹿港の木製家具職人で、同県政府に細かい木工技術保存者として認定された王肇楠さん。木細工の深い専門技術を持っているものの、みこしを作ったことがないというが、媽祖の指示とあっては、「任務を果たすしかない」と語った。

奉天宮は古いみこしについて、今後、文化財としての認定を申請し保存していくとした。

(蔡智明/編集:荘麗玲)

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約200年の歴史を持つ「四街祖媽」用の古いみこし=2024年12月31日、中央社記者蔡智明撮影
約200年の歴史を持つ「四街祖媽」用の古いみこし=2024年12月31日、中央社記者蔡智明撮影
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