南部・嘉義市の一部交差点で3日までに、七面鳥のアニメーションが映し出される歩行者用信号機がお目見えした。信号の色に伴い、赤や緑色に変わる他、市の名物料理「火鶏肉飯」をイメージした形も見られ、SNSで話題を呼んでいる。
火鶏は七面鳥のこと。七面鳥の肉を用いた「火鶏肉飯」は市を代表するご当地グルメで、日本統治時代末期にルーツを持つという。
信号の色が変わるまでのカウントダウンとともに、歩き出す人型のシルエットの変化に合わせ、七面鳥も動き出す仕組み。市は赤信号で待っている歩行者の目線を引き付けることで、歩きスマホによる信号無視を減らせればと期待を寄せている。
台湾ではここ数日、南部を中心に台風18号が猛威を振るったことから、七面鳥が映る信号機の出現を「台風による故障か」と勘違いした人もいるようだ。