東部・花蓮県秀林郷のタロコ族文創産業園区で、台湾原住民(先住民)族タロコ族の政府認定や権利獲得などを実現した「正名化」までの道のりを振り返る特別展が開催されている。
タロコ族はかつてタイヤル族の一部とされていたが、風俗や文化、伝説、服装、言語などが異なる。関係者らによる長年の努力の結果、2004年1月、台湾12番目の台湾原住民族と認められた。
特別展では正名化までの流れや資料、タロコ族に伝わる伝統的な竹小屋、民族衣装などを展示している。秀林郷での公開は11月15日までだが、今後は花蓮市や万栄郷など県内各地でも開かれる予定。