“台湾で最も美しい駅”の呼び名を持ち、現在は太平洋を望む観光スポットになっている東部・台東県太麻里郷の廃駅、多良駅。同郷公所(役場)が2月から閉鎖して修繕工事を行っていたが、1日、開放された。
施設内で売店を営む地域住民は、PR不足からか開放当日の人出は多くなかったと話し、早く観光客が訪れてくれればと期待を寄せた。
多良駅は台湾鉄路(台鉄)南廻線が開通した1992年に開業。乗降客が少なかったことを理由に、2006年に駅としての営業を終えた。
(李先鳳/編集:田中宏樹)