中部・南投県仁愛郷の標高約2500メートル地帯に位置する華岡集落で26日午後、一時ひょうが降った。同県農業処は27日、これまでの調べでキャベツやホウレンソウ、ニンニクなどの畑約80ヘクタールに被害があったと発表した。
畑の野菜は、間もなく収穫を迎えるものだったといい、農民は数カ月にわたって心血を注いで育てた野菜が「たった10分で天に持っていかれてしまった」と嘆いた。
県農業処の蘇瑞祥処長は中央社の取材に対し、今後農業部(農業省)関係機関や郷公所(役場)と正式な調査を進めると説明。被害面積や内容が確定してまとまり次第、同部からの援助獲得を目指して働きかけると話した。