中部・台中市の弘光科技大学調理・ホテル管理学科は5月27日、飲食店の格付け本「ミシュランガイド」で星を獲得したレストランのシェフを講師に招いた授業の成果発表会を開いた。「海のサステナブル」をテーマに学生らが考案、調理したコース料理がゲストに振舞われた。
講師には三つ星のシンガポール料理店「JL Studio」(台中市)のシェフ、ジミー・リムさんや二つ星の現代アジアンレストラン「Logy」(台北市)のシェフ、田原諒悟さんらが招かれた。学生が練った構想に講師がアドバイスを加える形で、料理や飲み物、デザートからなるメニューを作り上げた。
アミューズ(前菜)は、海辺の小石や貝殻などを用いて砂浜をイメージ。スープは「汚染された海洋」と名付け、イカの墨をスポイトでスープに垂らすことで海が油で汚染される様子を表現した。食べる人に海洋保護の意識を気づかせることを狙っているという。