東部・台東県鹿野郷の永安村で6日、旧正月(春節、今年は2月10日)に欠かせない餅「年糕」を作る毎年恒例の行事が行われた。
村民たちは、水に浸してふやかしたもち米をひいて液体状にし、さらに水気を絞ったものをあらかじめ材料として準備。この日、材料とシロップなどを大きな鍋で煮込み、木の棒でついて餅にした。
村の関係者によると、農村で旧正月らしい雰囲気がだんだんと薄れていることに気付いたことから、2002年に村民総出での餅つきを開始した。今では旧正月前の重要な行事になっているという。
(張祈/編集:田中宏樹)