カボチャの仲間であるズッキーニ。普通は細長い形をしているが、東部・台東県の若手農家、林彦均さんが丸い形のズッキーニの栽培に成功。さっぱりとした味わいに甘みもあり、販売されるやいなや消費者から好評を得ているという。
林さんによれば、丸い形のズッキーニは欧米から導入されたもの。過去に台湾各地で栽培されたが、うまく行かず、林さん自身が去年、鹿野郷で試験的に育成してみたらようやく栽培を成功させた。
一部の農家は丸いズッキーニについて、大きすぎるものより、重さ200~300グラムのものが最もおいしく食べられると説明。1年で収穫可能な他、商品価値も高いことから、今後も引き続き栽培し、地元ならではの野菜になればと期待を寄せた。
台湾ではズッキーニの多くは輸入に頼っており、価格も低くはない。だが、近年、品種改良が行われたズッキーニの育成が進んでいる。種まきから35~45日程度で収穫可能で9月中旬から翌年4月上旬にかけて収穫の最盛期を迎える。