10日の国慶日(中華民国の国家の日)祝賀式典を前に、台北市内の総統府上空で6日早朝、国軍による全兵力の予行演習が行われた。ヘリコプターや練習機計14機が飛行し、うち輸送ヘリCH47SD「チヌーク」が巨大な中華民国国旗を吊るして登場した。
チヌーク1機の他に、多目的ヘリUH60M「ブラックホーク」2機、国産の新型高等練習機「勇鷹」5機、AT3練習機6機も予行演習に参加。同日午前5時50分から同7時15分にかけて相次いで総統府上空を通った。
空中予行演習の様子を写真に収めようと、総統府前の凱達格蘭(ケタガラン)大道には朝早くから多くの写真愛好家が詰めかけ、カメラを構えていた。