日本の回転ずしチェーン「くら寿司」の全店舗で4日から30日まで南部・屏東県産ハタが提供される。同県の周春米県長は、「とてもおいしいです」と日本語でアピールし、「たくさん食べてほしい」と呼びかけた。
同県政府が8日、報道資料で明らかにした。同社は昨年、台湾の業者や漁協と覚書を締結。今年から冷凍処理を施したハタを台湾から調達することになった。
周県長は県産ハタの品質の高さを強調するとともに、漁業従事者によるサンプルづくりや加工プロセスの調整などを経て、ようやく日本向け輸出が実現できたと漁師の苦労も紹介した。
屏東県は養殖業が盛んで養殖面積約610ヘクタール、年間生産量は6776トン余り。主にタマカイと「竜虎斑」と呼ばれるハタ(タマカイの雄とアカマダラハタの雌の交配種)が養殖されている。