南部・嘉義県で初夏を告げるスモモが収穫期を迎えている。たわわに実った紫がかったピンクの果実を狩ろうと、多くの人が果樹園に足を運んでいる。
同県政府農業処によれば、同県でのスモモの栽培面積は約14.8ヘクタール。主に阿里山郷や梅山郷、竹崎郷に集中している。1月に開花し5月ごろには成熟期となる。
20数年前、阿里山郷でスモモ狩りを初めて体験したという男性は「それ以来、ほぼ毎年のように地元の果樹園を訪れるようになった」と振り返り、「車で2時間以上かかるが、山一面に鈴なりに実ったスモモが見たいので苦にはならない」と話した。
同処は地元産スモモの最盛期は5~6月で、スモモ狩りを楽しむなら「いまのうち」だとしている。