台北市政府警察局交通警察大隊は6日、今年5月の歩行者妨害の取り締まり件数は3万8466件になったと発表した。
台湾では運転者のマナーの悪さや交通の危険性が問題視され、交通安全への意識が高まっており、同月は全国で取り締まりが強化された。
統計によると、取り締まり件数のうち、歩道での違法駐車が最も多く2万2447件で、建物の2階部分の下を通路とした「騎楼」と呼ばれる部分や歩道での走行が5899件、停止せずに歩行者を優先しなかったケースも4441件あったという。
同大隊の陳勇華大隊長は、交差点で車両が歩行者に道を譲る文化を感じられるようになったと成果を強調。市警は引き続き取り締まりを強化するとし、運転者と歩行者に対して交通ルールを守るように呼びかけた。