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陳元コロナ対策指揮官、気晴らしに日本へ/台湾

2023/02/01 17:14
桃園空港で1日、声掛けに対して笑顔を見せる陳時中元衛生福利部長(読者提供)
桃園空港で1日、声掛けに対して笑顔を見せる陳時中元衛生福利部長(読者提供)

台湾で新型コロナウイルス対応を担う中央感染症指揮センター指揮官を務めていた陳時中(ちんじちゅう)元衛生福利部長(保健相)が1日、日本に向けて桃園国際空港を出発した。日本には5、6日滞在する予定。気晴らしが目的で、長い間会っていなかった友人も訪問するという。

暗い色の服装、グレーのマスクといった目立たない格好で空港に姿を見せた陳氏。そのため、記者が撮影する光景を目にしてはじめて、陳氏の存在に気付いた人も多かった。「同じ飛行機に乗るから、あとで機内で記念撮影をしてもらわないと」と興奮して話す人もいた。

陳氏によると、まず大阪に降り立ち、帰りは福岡から台湾に戻る予定。訪日旅行での感染対策について報道陣に聞かれると「簡単なアルコール綿を持ってきた。あとはこまめに手を洗えば十分」と話した。

陳氏は昨年7月まで2年以上にわたり中央感染症指揮センター指揮官を務めた。衛生福利部長退任後は同11月の台北市長選に出馬したが落選した。

(呉睿騏/編集:名切千絵)

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