台北市立動物園で誕生し、生後258日を迎えた雄のコアラの赤ちゃんがこのほど、一般公開された。同園によれば、赤ちゃんはすでに離乳食として母親の盲腸でつくった未消化の便を食べることができるなど、すくすく育っている。
雌コアラ「Moana」とオーストラリアのカランビン・ワイルドライフ自然保護区からやってきた雄コアラ「Wolverine」の間に生まれた赤ちゃん。健康診断の結果、いずれの数値も「教科書通り」ノーマルだという。
園側は赤ちゃんが満1歳になったら、母親から離れて暮らす練習を実施、性成熟を迎える前の2歳頃には「男子寮」に引っ越しさせる予定。
「引っ越し前は母親と一緒の展示場にいるため、親子が一緒に日なたぼっこするほほ笑ましい光景が見られる」として同園は来訪を呼びかけている。