中部・彰化県彰化市にある廟(びょう)、福安宮で3日、占いに使う三日月形の道具「ポエ」が立つ現象が起きた。
ポエは2つで1組になっており、手元から床に放り投げて、出た面の組み合わせで神意を問う。
ポエを立たせたのは、廟の近くで飲食店を営む呉治泓さん。この日、店の前に置いてある植木鉢の中に指輪を発見し、宝石店に持ち込んだところ、金の指輪であることが分かったという。
警察に届けたが、持ち主が現れなかった場合にどうするべきか神に尋ねるため、ポエを投げたという。
廟ではカバーを設置し、当面の間立ったポエを保存する予定。
台湾の民俗に詳しい廖大乙さんは、ポエは出た組み合わせによって神が「同意」または「不同意」であることを示すものと説明。立った場合は「決定を下さない」との意味で、別の方法を使って神意を聞く必要があると語った。