ご来光や雲海などで知られる南部・嘉義県の景勝地、阿里山。12月3日と4日、樹齢約2000年の「千歳檜」の周辺でピクニック体験が楽しめるイベントが開催される。林務局嘉義林区管理処は森林セラピーを満喫できるとして参加を呼び掛けている。
千歳檜は標高2215メートルの地点にあり、高さ35メートル、幹の幅11メートルに達する。ベニヒノキ2本がぴったりとくっついて、寄り添うように立っており、まるで「万歳」をしているように見えるため、日本統治時代は「万歳檜」と呼ばれていた。後に、「樹齢2000年のみ」という理由で今の名前に変更された。
同管理処によれば、ピクニックの他にマルシェやギターによる生演奏も行われ、来場者たちは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5感を使って心身のリフレッシュを図れる。
マルシェは参加費や事前申込みは不要だが、ピクニックを楽しみたい場合はチケットを購入する必要がある。