アプリで読む
ダウンロード

台湾鉄道高雄駅、ホームドアの設置工事進む 人や物の線路転落防止へ

2025/04/24 16:42
報道陣に公開された台湾鉄路高雄駅の昇降式ホーム柵=4月24日、高雄市
報道陣に公開された台湾鉄路高雄駅の昇降式ホーム柵=4月24日、高雄市

(高雄中央社)ホームから人や物が線路に落下するのを防ぐため、台湾鉄路(台鉄)は南部・高雄市の高雄駅でホームドアの設置工事を進めている。24日には設置が完了した昇降式ホーム柵が交通部(交通省)によって報道陣に公開された。

台鉄によると、ホーム上の乗客や荷物が線路に落下するトラブルは毎年20件以上発生しているという。台鉄では使用している車種が多いため、高雄駅に複数の車種に対応できるホームドアを設置し試験運用を行うことが決まった。総工費は1億4980万台湾元(約6億5700万円)。設置工事は今年末には完了する予定だ。

この日公開されたホームドアは、子供やバスケットボール、サッカーボールなどが隙間からすり抜けられないようになっている一方、緊急時には一人でロープを持ち上げることが可能。

関係者はホームドアの強度について、重量約200キロの電動車いすが時速6キロで衝突しても耐えられると強調。ロープに登ることも難しいと安全性もアピールした。

台鉄の馮輝昇総経理(社長)は、停車する車種の多い高雄駅で効果が確認されれば、他の駅に設置しても問題はないとの認識を示し、正式運用開始後、他の駅への設置を検討し、中長期計画を発表すると語った。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
23