(台北中央社)イタリアで24日開幕したウーディネ・ファーイースト映画祭のコンペティションに、台湾から5作品が出品されている。俳優のムーン・リー(李沐)やチェン・イェンフェイ(陳姸霏)、各作品の監督らが同映画祭に参加する。出品作を通じ、台湾映画の多様性を世界に紹介する。
出品されるのは臓器売買を題材にした「器子」、青春映画の「夜校女生」、母娘の複雑な感情を描く「娘の娘」(女児的女児)、昨年の台湾映画で興行収入1位の「角頭:大橋頭」、台湾の家族の悲喜こもごもを描いた「我が家の事」(我家的事)。
「器子」に出演するムーンと「夜校女生」に出演するイェンフェイは同映画祭、期間中に開かれる「台湾ナイト」にも出席する。
「娘の娘」に出演したシルビア・チャン(張艾嘉)はゴールデン・マルベリー賞の生涯功労賞に選ばれた。
また、アウト・オブ・コンペティションではバイ・チンルイ(白景瑞)監督の特集が組まれ、「寂寞的十七歲」など3作品が上映される他、名作のデジタル修復部門にはリー・シン(李行)監督の「小城故事」がラインアップされている。
今年の同映画祭には12の国・地域から77作品が出品されている。来月2日まで。