(台北中央社)台湾の百貨店「新光三越」が、マンゴーの産地として知られる南部・台南市玉井区で生産されたマンゴーの予約購入を受け付けている。6月30日から順次出荷される予定で、日本への配送も可能だ。
台南市政府によると、23日に台南市内の店舗で記者会見が行われ、黄偉哲(こういてつ)市長は、台南はマンゴーの生産量が全国1位で、品質についても消費者から高い評価を受けていると述べ、独特の香りと味わいをアピール。今年は天候の影響で生産量は少なくなる見込みとしながらも、出来具合はさらに良くなっているとして購入を呼びかけた。
台南市が新光三越を通じて玉井産マンゴーの予約販売を行うのは初めて。市農業局の李芳林局長は、出荷時期が日本のお中元のシーズンに当たると強調。台湾でも日本でも、手軽に最高品質のマンゴーを味わえると語った。
玉井区の生産者組合の関係者は、今回販売するマンゴーについて、果肉がきめ細やかで香りも濃厚だと話した。
日本向けのマンゴーは5キロ(12個入り)が3600台湾元(約1万5800円)、5キロ(10個入り)が3800元(約1万6700円)。予約購入は全国にある新光三越の「美麗市場」などで7月10日まで受け付けている。
(編集:齊藤啓介)