台湾企業がタイ・バンコク郊外に設立したタイ台湾テクノロジーカレッジの学生らがオート三輪「トゥクトゥク」の電気自動車(EV)を開発し、この度校内でお披露目された。台湾製の電気システムが採用されている。
電動トゥクトゥクは同カレッジと現地企業が協力して開発。組み立て作業も学生が担当し、パーツの切り出しや研磨も手掛けた。排気ガスの排出量削減により、空気汚染改善への寄与が期待される。
お披露目されたトゥクトゥクは計6台。タクシーとして人を載せる以外に、食べ物や洋服、生鮮野菜などの移動販売車としても設計された。
カレッジの関係者によると、開発段階から多くのメーカーから問い合わせがあり、すでにピザの販売業者など複数企業が購入したという。今回の技術交流を通じ、台湾とタイの連携促進に期待を寄せている。