北部・台北市にある青果市場、台北果菜市場で、今年初めて玉荷包ライチの競りが行われ、全国に先駆け初物として出品された南部・屏東県恒春産の高級品に1キロ400台湾元(約1800円)の高値が付いた。
初物のライチは5日に出荷された。恒春鎮農会(農協)の林順和総幹事によると、今年は暖冬や寒波、大雨などの影響により花が咲かず、生産量は3割にも満たないという。
ただ、希少価値は高まったものの、実際の取引価格は昨年に比べて約100元(約440円)減った。林さんは、新型コロナウイルスの影響により、市場への入場制限が掛かり、購買意欲が下がったことが原因と見るが、「悪くない価格だ」と話した。
林さんは、恒春なら600グラム当たり150~200元(約660~880円)で購入できると強調。甘くてジューシーなライチの購入を呼び掛けた。