春は鳥が原因の停電が増える季節。台湾電力は電柱などに針状の鳥よけを設置する一方、電柱や電線を絶縁体で保護する作業にも力を注いでいる。鳥たちに「木に止まっているような快適さ」を感じてもらうことを目指しているという。
鳥などの小動物が原因の停電は台湾の人々の関心事の一つ。鳥の巣が原因となる他、絶縁被覆を施していない裸電線に触れてしまったり、絶縁体を破壊してしまったりして停電を引き起こすこともある。
同社の配電を担当する陳垚輝さんは、小動物が原因の停電対策は従来、山地が中心だったが、近年は都市の緑化が進んでいることから、作業の範囲も市街地に広がってきたと説明。動物たちとの共存を目指し、工事を進めているという。