南部・屏東県の畑で先月5日、けがの状態で見つかり、同県にある屏東科技大学の保育類野生動物収容センターで保護されていたミナミメンフクロウが順調に回復している。同センターは完治後に飛行訓練を実施し自然界に返すことを目指している。
顔がりんごの断面(梨の断面という説もある)とそっくりなミナミメンフクロウ。ベンガルヤマネコやタイワンツキノワグマなどと並んで、台湾の代表的な絶滅危惧種で、体長約38~42センチ。
同センターによれば、このミナミメンフクロウは右翼の上腕骨を骨折していたが、回復状態は良好であと1~2週間もすれば飛行訓練を受けられるという。