(台北中央社)俳優の松重豊が7日、監督・脚本・主演を手掛けた映画「劇映画 孤独のグルメ」のPRのため台湾を訪問し、記者会見で報道陣の取材に応じた。ネギをパン生地にのせて焼いた「ネギパン」を食べてみたいと語った他、夜市の食べ物についても名前を覚えたいと述べ、台湾グルメへの理解を深めることへの意欲を示した。
この日6度目の台湾訪問を果たした松重は、3日間の滞在中に台北や中部・台中でのファンミーティングを行う。「台湾は行ったことのない地方がまだいっぱいある」、「台南、高雄とかおいしいグルメがいっぱいあるということなので物語の種も見つけに行ってみたい」と語った。
会見では台湾風にゅうめんの「麺線」を試食。薬味として添えられることが多いシャンツァイ(香菜)を食べられるかと質問されると、レストランで「山ほど入れてください」と注文すると明かし、「シャンツァイ大好き」と笑った。
ネギパンについては「(日本に)ありそうでない」とコメント。台中銘菓の「太陽餅」についても「なぜ後を引くのかを知りたい」と興味を示した。
またタイトルの「孤独」という言葉については、「決してネガティブではなく、1人で楽しんでいるということ」との認識を示し、「いろんな人が店で『あの人も孤独だけど一人で楽しんでいるんだろうな』と眺める景色を含めて、この映画の世界感になる」と話した。
台湾での公開は14日。