(台中中央社)第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドA組が12日、中部・台中市の台中インターコンチネンタル野球場で行われ、台湾がキューバに1-7で敗れた。2勝2敗としたものの失点率により、1次ラウンド敗退が決まった。
序盤から相手に大量得点を許し、打線もキューバ投手陣を前に沈黙。九回にレッドソックス張育成の二塁打で1点を返すのがやっとだった。
初戦でパナマに敗北したが、その後のイタリア戦、オランダ戦と2連勝を挙げた台湾。混戦を極めるA組で、2大会ぶりの1次ラウンド突破が期待されたが、東京ドームで開催される準々決勝への切符を手にすることはかなわなかった。
試合後、球場に集まった大勢の観客に頭を下げた台湾代表。涙を流す選手の姿もあった。
林岳平監督は、試合が続き選手たちの疲労がたまっていたことに触れつつ、キューバの投手陣がこれまで戦った相手とは異質だったと指摘。後悔がないとは言えないとしながらも、選手たちの頑張りをたたえた。
また、4試合を振り返り、投手陣の見直しも必要だと言及。国内で投手の底上げのためにやるべきことはまだ多く残されていると語った。