(台北中央社)台湾ホラー映画「咒」の興行収入が18日、公式フェイスブックで発表され、先月18日の公開から1カ月で1億6000万台湾元(約6億9200万円)を突破したことが分かった。興行収入が大台の1億元を超えるのは今年公開された台湾映画では初めて。
同作は台湾で実際に起こった出来事を基にしたフィクション。足を踏み入れてはならない地に侵入したことで眠っていた邪霊を怒らせ、仲間が命を落とした事件を発端に、そのグループの中で唯一生き残った女性が6年後、邪霊にたたられた娘を救うために再びその地に戻り、呪いの秘密を暴こうとする―という物語。ドキュメンタリー風の映像で描かれた。メガホンを取ったのはケビン・コー(柯孟融)監督。
公式フェイスブックによると、動員数は18日までに約70万人に達した。
ヒットを記念し、作品に登場する「大黒仏母」のオブジェが今月初旬から台北市内の映画館で展示されているほか、同像を描いた高さ3メートル、幅2.1メートルの絵画も先日、南部・高雄市内の映画館に設置された。来月19日まで展示されるという。