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日本プロ野球のベテラン審判員、来季から台湾で活躍へ 木内九二生さん

2025/11/11 14:33
ポーズを決める審判員の木内九二生さん(左)とCPBLの楊清瓏秘書長(事務局長)=11月10日、台北市(CPBL提供)
ポーズを決める審判員の木内九二生さん(左)とCPBLの楊清瓏秘書長(事務局長)=11月10日、台北市(CPBL提供)

(台北中央社)日本プロ野球(NPB)で20年以上のキャリアを持つ審判員の木内九二生さんが、来季から活躍の場を台湾に移すことになった。中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)が10日、木内さんとの契約を発表した。

CPBLの蔡其昌(さいきしょう)会長は、今月行われたリーグの年間表彰式の際、審判のスキルアップなどの改革を行うとし、日本人審判員の招聘(しょうへい)についても言及していた。

木内さんは58歳。1998年にセ・リーグ審判部に入局し、2002年に初出場した。

12年のアジアシリーズで台湾の審判員と共にグラウンドに立ち、CPBL審判員との交流が始まった。17年と23年にNPBアンパイアスクール(審判学校)で講師を務めた時にも、台湾から参加した審判員と親交を深めた。また、今年2月には沖縄で行われた審判交流イベントに講師として参加し、CPBLの審判員と交流する中で、台湾で新たな挑戦をしたいという思いを強めたという。

木内さんはCPBLを通じ、台湾の審判員たちと共にグラウンドに立てるのを楽しみにしているとコメント。台湾で活躍する日本人の監督や選手との交流にも期待を寄せた他、日台とも審判を目指す人が減っているとし、自身の経験を生かして次世代の育成にも力を注ぎたいとした。

CPBLは今回の契約を通じ、台日の審判員同士の協力を強化し、技術交流を促進できればとしている。

(陳容琛/編集:田中宏樹)

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