(ベルリン中央社)ドイツで開催のベルリン自由会議に出席するため、蔡英文(さいえいぶん)前総統は9日、ベルリンに到着した。台湾出発前、「国際社会の信頼できるパートナーとして、台湾は欧州や理念の近いパートナーと共にある立場を堅く守る」とフェイスブックで強調し、自身も同様の態度で、民主主義や自由を守る台湾の決意を全世界に示していく姿勢を表明した。
蔡氏の欧州訪問は昨年5月の総統退任後、3度目。
同会議はベルリン市で開かれる民主主義と自由のための全市的な催し「ベルリン・フリーダム・ウイーク」(8~15日)の一環。台湾からは蔡氏の他に、唐鳳(オードリー・タン)元数位発展部長(デジタル発展相)も講演者として登壇する。
蔡氏はベルリンに到着した直後に、台湾に友好的なラインハルト・ビュティコファ元欧州議会議員と会談した。ビュティコファ氏は会談終了後、ベルリンの壁が崩壊した歴史的な日である11月9日に台湾の前総統がドイツの人々と肩を並べ、共に自由の伝統を祝うことは、「この記念日をより意義のあるものにしている」と語った。
ビュティコファ氏によれば、会談では双方の経済協力や市民社会の発展、自由や民主主義のためにいかにして共に声を上げるかについて意見交換した他、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)のドイツ投資についても話題が及んだという。