(台北中央社)来年3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の台湾代表監督に、台湾プロ野球・楽天モンキーズの曽豪駒1軍ヘッド兼打撃コーチが起用されることが決まった。モンキーズが14日、正式に同意したと発表した。曽氏は昨年11月のプレミア12で台湾代表を初優勝に導いた他、今年2月のWBC予選でも指揮官を務めて本戦出場権を手にした。
中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)は声明を発表し、曽氏がこれまで代表を率いて優れた成績を収め、代表メンバーの人材拡充に貢献したと言及。コーチ陣やスカウト、サポートスタッフなどと高度なチームワークや運営体制を築いたことなども評価し、続投を依頼したと説明した。
CPBLによれば、WBC台湾代表の関連業務は4月末に始動し、選手の観察やデータ収集などからスタートする予定。大会前の合宿については、曽監督がこれまでよりも早めに始めたい意向を示しており、現段階では来年1月中旬の開始を見込んでいるという。
(編集:田中宏樹)