(台北中央社)台湾プロ野球・台鋼ホークスは12日、台北市の台北ドームでファンイベントを開催した。元西武ライオンズの呉念庭内野手は、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場権をかけた予選の代表候補に選ばれたと明かした。
2月21日に始まる予選に先がけ、台湾代表は同月初旬から集中トレーニングを行う。トレーニングには35人が招集され、予選出場選手は28人に絞られる。トレーニングの参加選手は12日時点では昨年の国際大会「プレミア12」でキャプテンを務めた陳傑憲外野手(統一ライオンズ)のみが公表されているが、呉は曽豪駒代表監督から参加するよう連絡を受けたと話した。
呉は昨年8月、試合中に打球が顔面にぶつかって鼻骨骨折と眼窩底骨折を負い、シーズン中は治療に専念した。イベントでは元気な姿を見せ、すでに回復したため今年は試合に出られると語った。
また元日本ハムファイターズの王柏融外野手も12日のイベントでトレーニングへの招待を受けたと話していたが、13日に報道陣の取材を受けた際には招待を断ったとコメント。ホークスのキャプテンとしてチームを率いるのに専念したい姿勢を示した。