(台北中央社)昨シーズンまで埼玉西武ライオンズでプレーし、現在は台湾プロ野球(CPBL)台鋼ホークスに所属する呉念庭内野手が先月31日、桃園野球場(北部・桃園市)で行われた楽天モンキーズ戦の守備中に顔面に打球がぶつかり、負傷した。球団は1日、呉が鼻骨骨折と眼窩底骨折を負い、脳振とうの症状もあるとし、できるだけ速やかに手術を行うと説明した。
8回裏、楽天の李勛傑選手が打った勢いのあるゴロが呉の眉間の周辺に直撃した。呉はその場にうずくまり、苦しそうな様子を見せた。担架に乗せられてグラウンドを後にし、医療機関に搬送された。
昨年12月に西武を退団後、台湾の社会人野球を経て今年6月末に台鋼入りした呉。台鋼では同日までに36試合に出場し、129打数31安打、2本塁打、打率2割4分を記録している。