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日本統治時代の住職の石碑が見つかる 台中市 曹洞宗寺院の跡地周辺から/台湾

2025/06/26 13:34
「護国山台中寺」の遺構と「大野鳳洲和尚之碑」の文字が刻まれている石碑=6月25日、台中市
「護国山台中寺」の遺構と「大野鳳洲和尚之碑」の文字が刻まれている石碑=6月25日、台中市

(台中中央社)中部・台中市で25日、曹洞宗寺院「護国山台中寺」があったとされる場所に隣接する土地から、日本統治時代の住職の名とみられる文字が刻まれている石碑が発掘された。現場は長年放置されており、トタン製の壁の取り壊しを21日に行ったところ、中から寺の遺構と推定される建物が発見されていた。

所有者が海外に住んでいるため、一角は管理されずに荒れ果てていた。蚊や虫の発生に悩む近隣住民から苦情が出たこともあり、市が代理人に委託して環境整備を行っていた。

整備業者は中央社の取材に応じ、25日は作業の最終日で、寺の遺構とみられる建物の周囲を油圧ショベルを使って整備していたところ大きな石の塊を掘り出したと説明。水で洗うと文字が見え、居合わせた人々は皆驚いていたと発見時の様子を語った。

石碑は長さ約170センチ、幅約65センチ、厚さ約50センチで「大野鳳洲和尚之碑」と刻まれていた。市文化資産処の倉庫に運ばれ、今後、調査が行われる。

歴史研究を行う地元住民によれば、護国山台中寺は1900年代に建立。大野鳳洲は1914年から30年まで住職を務めていた。発掘された石碑の完成時期や由来などは、さらなる調査が必要だという。

(蘇木春/編集:田中宏樹)

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影片來源:中央社中部地方組
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