(台北中央社)音楽ユニットのYOASOBIが21日、北部・新北市のライブハウスで初の台湾単独公演を開催し、代表曲の「アイドル」や「夜に駆ける」など計17曲を披露した。ボーカルのikuraは公演中、中国語で台湾のファンに「たくさんの愛をありがとう」と思いを伝えた。
YOASOBIは昨年12月に台北で開かれた野外フェスティバルに出演。台湾でのパフォーマンスは2カ月連続となった。
メンバーは曲間に日本語や中国語でトークを繰り広げた。コンポーザー(作曲)のAyaseは自身が話す日本語を理解している人がどれほどいるのか客席に質問。手を挙げた人の数に驚く一幕も見られた。ikuraは、台湾で再び公演を開催できたのは「台湾のファンが台湾でずっと応援してくれたおかげ」と中国語で話し、大きな歓声を浴びた。
公演のチケットは2千枚が1秒以内に完売。購入には実名制が導入されたが、交流サイト(SNS)にはチケットの譲り受けを求める書き込みが相次ぎ、販売価格の10倍以上の金額を提示する人もいた。