(台南中央社)南部・台南市の南部サイエンスパーク(科学園区)にある病院の建設現場で今年3月、約1800~3300年前の大湖文化のものとみられる遺物や穴が見つかった。台南市文化資産管理処は16日、すでに文化資産保存法に基づいて工事を中止した上で主務機関に通報し、緊急の発掘に着手することを決めたと明らかにした。
同処は、工事は昨年3月21日に始まり、今月25日に地下の掘削中に先史時代の遺物と穴が見つかったと説明。当該の土層は長さ約3メートルに達し、未掘削区域にも及んでいるとみられ、研究の価値があるとしている。
また現場の土留めの状況や雨季の到来が迫っていることなどを踏まえ、安全確保の観点から緊急で発掘するとした。
現場から約40メートル離れた地域には、サイエンスパーク開発時に墓に関する遺物が見つかった遺跡があり、今回見つかった遺物も同時代のものと推測されるという。
遺物などが見つかったのは工区の一部で、発掘の終了後は速やかに工事を再開できる見通しだとし、病院建設への影響は限定的だとしている。