(台南中央社)南部・台南市で15日、山口県や福岡県などでスーパーマーケット「アルク」や「マルキュウ」などを展開する丸久(本部:山口県防府市)に向けて出荷する同市産アップルマンゴー約10.5トンの出発式が行われた。出席した台南市政府農業局の李建裕局長は同局と台南の現地企業の協力により、高糖度で香りが濃い旬のマンゴーを丸久に輸出し、日本の消費者に品質が保証されるマンゴーを味わってもらえると述べた。
李氏は現地住民の生活にマンゴーが溶け込むことを通じて、日本における販売や知名度を効果的に進めていければと言及。また丸久が運営するスーパーで今年、台南産パイナップルも販売されたことに触れ、今後さらに多くの台南の産品が日本のスーパーで販売され、たくさんの日本の人々に台南のおいしい食べ物を味わってもらえるだろうと話した。
果物の輸出に力を入れている同市農業局は、5月に市内で果物や果物加工食品の商談会を開催。日本や韓国、シンガポールなど7カ国から14社のバイヤーが訪れた。今後1年間で1845万米ドル(約29億円)以上の注文を見込んでいる。