アプリで読む
ダウンロード

TSMC/経済部、九州に半導体工業区設置を計画 TSMC熊本工場開所で供給網を支援/台湾

2024/05/31 13:19
TSMCの熊本工場
TSMCの熊本工場

(台北中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出に伴う波及効果に照準を合わせ、経済部(経済省)が九州に半導体工業区の設置を計画していることが30日、分かった。郭智輝(かくちき)経済部長(経済相)が同日の記者会見で明らかにした。サプライチェーン(供給網)を形成する台湾企業が日本に拠点を置き、TSMCや日本の顧客に近い場所でサービスを提供できるよう支援するのが狙いだとしている。

TSMC熊本第1工場は今年2月24日に開所。第2工場の建設も発表されており、今年末に建設が開始される予定。

郭氏は九州に設置を検討している半導体工業区の進捗(しんちょく)状況について、現在は意見を取りまとめている段階だと説明。産業規模の他、サイエンスパークあるいはインダストリアルパークのどちらの方式を採用するかなどについて協議しているとし、国家全体の発展計画にも合わせるため、今後は政府の関係官庁との協議も必要になると述べた。すでに集中的に準備を進めているとし、「なるべく早く実現できれば」と意欲を示した。

(劉千綾、曽智怡/編集:名切千絵)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.30