(高雄中央社)行政院(内閣)は23日、南部・高雄市内で建設が計画されている高速道路「国道7号」について、建設にかかる費用1357億台湾元(約5800億円)を全額補助することを承認した。2025年の起工、30年の完成を予定している。
国道7号は約15年前から建設に向けた取り組みが進められ、手続きに10年を費やした環境影響評価(アセスメント)が昨年通過。国家の発展に関する政策や戦略の策定を担う国家発展委員会が先月、建設を承認していた。臨海部から北上して既存の国道10号まで、全長23キロを結び、8カ所にインターチェンジとジャンクションが設けられる。
高雄市政府交通局は24日、市内を走る国道1号の混雑区間で約24%、国道10号では29%の交通量が削減できるとの試算を示した。
陳其邁(ちんきまい)高雄市長は同日、同市内でメディア取材を受け、コンテナ車と一般車の分散や交通事故の減少、輸送量の増強に効果があると語った。