(高雄中央社)生活雑貨ブランド「無印良品」が今年11月、南部・高雄市に台湾最大規模となる旗艦店をオープンさせる。高雄が港湾都市であることから海や漁業をイメージした内装とし、船の廃材や港でよく見られる素材を取り入れた特色ある店舗にする。市産の農産品や特産品も取り扱う予定だという。
高雄市政府経済発展局が15日、報道資料で明らかにした。市中心部に位置するデパート「大立百貨」B館の1~2階に入居し、営業面積は700坪余り。
同ブランドは、市や入居するデパートと連携して新たなタイプの空間を創造していくとし、地元の農産品や生活スタイルの観察を通じ、多元的でクリエーティブな提案をしていきたいとの姿勢を示した。
同局によれば、台湾無印良品の岩崎雄史副総経理らが14日、羅達生高雄副市長を訪問。台湾で引き続きブランドを育てていく考えを示し、新店舗によって地元民の買い物がより便利になればとも話した。
大立百貨を手掛ける大統グループは、同デパートを高雄で最もファッショナブルな日本ブランドが集まる店舗にするよう努めていると説明。隣接する中央公園でイベントを実施するなどして地域一帯の活性化につなげていく方針だとし、今回の提携を通してこれまでとは全く異なる無印良品と大立百貨を人々に届けることができればとコメントした。